歯周病のメンテナンス

「お口のクリーニング」では、歯の表面の歯垢や歯石だけでなく、歯周ポケット(歯と歯ぐきのすき間)の汚れを丁寧に取り除きます。それによって歯の表面がきれいになり、つるつるになる(着色除去)だけでなく、健康な歯ぐきになって、お口全体がさわやかになります。

お口のクリーニングを受けた患者さんからの声

  • 眠ってしまいそうになる位すごく気持ちがいい
  • 今までのハミガキと全く違う
  • 4畳半の口の中が8畳の広さになったみたい
  • 歯と歯の間がすっきりした
  • 歯ぐきの出血がなくなった
  • 口の中のねばねば感や口臭が少なくなった
  • 今から食事するのがもったいないようだ

メンテナンスの流れ

  1. STEP1 初診インタビュー

    ◆ お口の中について痛いところ、気になるところがあれば遠慮なくご相談下さい。
    ◆ 歯科治療に対するご希望についてなるべく患者さんのご希望に添えるようにしています。
    ◆ 生活習慣についてひとりひとりに合った予防プログラムをご提案いたします。

  2. STEP2 歯周病・虫歯チェック・検査

    歯周病(歯槽膿漏)が悪くなっていないか検査し、新たに虫歯になっていないかチェックします。必要に応じて、レントゲン検査、口腔内カメラ検査を行います。その後、お口の中の状態についてご説明いたします。

  3. STEP3 歯垢・歯石の除去&歯周ポケットの洗浄

    固まってしまった歯垢(=歯石)を除去していきます。歯ぐきの上だけでなく、歯ぐきの溝(=歯周ポケット)の中に付いてしまった歯石も一本一本丁寧にクリーニングしていき、ポケットの洗浄を行います。さかの歯科での「歯垢・歯石の除去」は、麻酔や外科的処置(歯ぐきの切開など)を行いません。

  4. STEP4 PMTC

    さらに古い汚れやバイオフィルム(菌の巣)を機械のブラシを使って落としていきます。歯ブラシでは落としきれないこびりついた汚れを落としていきます。 

  5. STEP5 ブラッシングチェック

    歯垢や歯石がたくさん残っている所があれば、口腔内カメラで撮影します。専門的な勉強会で研修を受けた歯科衛生士が、院長推薦の歯ブラシを誓って歯ぐきのマッサージをします。歯みがきの極意をお教えします。

  6. STEP6 お口の中がすっきり、さわやか

    磨きにくいところの汚れまでとれて、お口の中がすっきり、さわやか。しかし、「お口のクリーニング」の効用はこれだけではありません!

  7. STEP7 メンテナンスは、歯周病の予防につながります

    定期的にお口のクリーニングをすることにより、歯槽膿漏(歯周病)を予防できます。またその進行を防ぐこともできます。さかの歯科では、スタッフ一同あなたの歯を守るお手伝いをします。患者さんの虫歯リスク、歯周病リスクによって異なりますが、定期的に「STEP1」~「STEP6」までのメンテナンスを受けていただければ、虫歯や歯周病(歯槽膿漏)の予防につながります。

メンテナンスの間隔

1ヶ月に一回のメンテナンス

削ったり詰めたりしてある歯が1~2本と少なく、入れ歯やブリッジなどがお口の中にある方

  • 中等度~重度の歯周病と診断された
  • 歯みがきが苦手で、歯周病の進行を遅くしたい
  • グラグラな歯があり、なるべく抜きたくない

3ヶ月に1回のメンテナンス

削ったり詰めたりしてある歯が少なく、抜いた歯の本数も少ない方

  • 軽い歯周病の自覚症状がある
  • なるべく自分の歯で生涯に渡り、食事をしたい
  • 歯みがきはしているが、プロのお掃除も定期的に必要としている

4~6ヶ月に1回のメンテナンス(年間2~3回)

削ったり詰めたりしてある歯が1~2本とほとんど少なく、抜いた歯も親知らず以外ない方

  • 歯周病の自覚症状、心配がほとんどない
  • 歯みがきがうまく、デンタルフロスなど補助的に使用している

歯周病治療の当院の5つのこだわり

こだわり1

国家資格者の歯科衛生士が、当院にてしっかりと担当させていただきます。(歯石を取るには高度な技術が必要だからです。)

こだわり2

基本的に、30分ほどの十分な時間をかけて丁寧に行います。(患者さんの都合により、20分で行うこともあります。)

こだわり3

歯のクリーニング、歯石除去だけで予約をお取りします。(他の治療の合間にできるような簡単な処置ではないと考えているからです。)

こだわり4

麻酔をせずに行います。(麻酔をして行うと、痛くないため、操作が乱暴になり、逆に歯肉や歯面を必要以上に傷つけたりします。そのため、麻酔がさめた後、とても痛んだりします。麻酔をせずに、歯肉縁下の歯石をとるのは非常に高度な技術を必要とします。)

こだわり5

器械を使わず、手用の器具で行います。 (患者さんの様子を見ながら、力の入れ具合をコントロールするためです。そのため麻酔をしなくても、あまり痛くなく行えるのです。器械では微妙な歯面の状態や歯石の存在がわかりにくかったりします。)